日雇いバイトの問題点

日雇いバイトは賃金が安くて賞与も出ないことが多く、仕事の内容が正社員と同じだとしても、低賃金で雇用されるケースがほとんどであり、このような日雇いバイトの問題点が、今指摘されているところなのです。日雇いバイトは、昇給はほとんどなく、退職金が払われないケースが多く、雇用形態が短期契約のため、将来への展望が不安定です。日雇いバイトでは、正社員では当たり前の各種保険に加入することも望めず、交通費も支給されないケースがほとんどで、その労働環境は劣悪なものばかりなのです。一般的に日雇いバイトは決まった企業と期間契約を結んでいるという訳でもありません。日雇いバイトの労働条件下では、毎日仕事を得られるというわけでもなく、生活保障の手段が一切無いなど、一般のパート・アルバイト労働者以上に不安定な状況なのです。日雇いバイトの場合は、正社員に比べ、景気動向による雇用の影響を受けやすいということも問題のひとつになっています。日雇いバイトをしている人の多くは収入と将来性が不十分です。結婚を諦めてしまう人もいて、孤独になるなど精神的にも不安定にならざるを得ない環境にあります。日雇いバイトをしている人の年代は学生から３０～４０代の男性と、結構幅広くにいるようです。不慣れな作業であるがために、ケガを負ってしまうという作業中の事故も多くなっています。時間あたりの賃金が安く、雇用側が社会保険を払わないことも多いのです。そういうわけで人件費を節減しやすく、社員ほどの経費がかからないというメリットが雇用側にあるため、日雇いバイトが急増することにつながるのでしょう。