アロマテラピーは芳香療法という意味で、基本的に精油(エッセンシャルオイル)が用いられるのが普通です。この精油の専門家がアロマテラピストです。精油はハーブなどの植物の葉や茎、花、実、樹脂などから抽出され濃縮された液体で、その芳香成分、薬効成分を鼻で感じ脳へ伝え、心身にリラックス効果をもたらせます。アロマテラピーはキャンドル式芳香器や電気式芳香器といった専用容器を使って楽しむこともできますが、ティッシュペーパーに1~2滴垂らして部屋の隅に置いてみたりすることもでき、アロマテラピストではなくても、気軽にに楽しむことができるところが魅力でしょう。またほかにも、アロマテラピーをマッサージやお風呂などに利用してみると、血液やリンバ液へ吸収させることも可能です。エッセンシャルオイルには様々な種類があり、世の中にはなんと300種類以上の精油が存在します。そのアロマ効能も様々で、疲労回復、睡眠、また覚醒などといった効果が期待できます。アロマテラピストは各人が求める効果に合わせた精油の選択をしていきます。濃いエッセンシャルオイルは適切に薄めて使用しなければならず、その扱いには当然知識が必要ですので、その役割をするアロマテラピスは大変大事な役どころなのです。またエッセンシャルオイルが持つ効能も科学的に解明が行われ始めており、今やアロマテラピーは医療的役割も注目されているのです。医療機関などでも、アロマの需要が出ているということです。まだまだ日本では馴染みは薄いのですが、医学としてのアロマの効能には興味深いものがありますね。